■【私立杜守図書館】(神崎真さん)
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「リフォーム工房」第四弾として、神崎真さんの【私立杜守図書館】を見せていただきました。オリジナル・二次創作小説をメインとしたサイトです。
(1)INDEXページについて
すっきりとまとまっていて、わかりやすいレイアウトになっています。扉のアイコンは入り口として視覚的にわかりやすいですし、下のコンテンツ名にもリンクがあるためクリックがしやすくなっています。さらに各コンテンツには説明が添えられているため、悩まなくてすみます。「子ども室」のアイコンも遊び心があって楽しいです。
また、最新の更新がタイトル直下に表示されていて、ジャンプできるようになっているのも非常に親切です。ただ、この最新更新の部分が、ウィンドウの幅を狭くして見ると背景画像と重なってしまう場合があります。見づらくなってしまうので、左サイドに背景画像分(100ピクセル程度でしょうか)の空白を確保しておくことをおすすめします。 ※スタイルシートのマージン指定で可能です。
右上に案内書きがありますが、この文字色が未訪問リンク色と同じ色になっているのが少し気になりました。目立たせるという意味では効果があるでしょうが、少し主張が強すぎるようにも思います。こうした案内部分は、もう少し落ち着いた色を使うほうがやわらかい印象になるのではないでしょうか。
(2)「新着図書」(更新記録)、「案内図」(サイトマップ)について
更新記録は見やすくまとまっていますが、更新コンテンツへのリンクがないのが気になります。訪問者は結局、更新コンテンツを覚えてまたトップに戻らなくてはいけません。更新記録の文中に直接ジャンプできるリンクを置くか、ページ上部のあたりに各コンテンツへのリンクを置くかすることで、動きに無駄がなくなると考えます。
サイトマップは、各コンテンツへのリンクのみならず、メインである「閲覧室」の各下位カテゴリへのリンクもあり、親切なつくりになっています。
(3)「閲覧室」入り口について
ルビ使用についての断り書きは丁寧な印象をあたえ、見習いたいところです。ただ、「あなたがご使用のブラウザは『○○』ですね。」 という文が一番にくると、すこし唐突な印象があります。断り書きの下に、(※あなたがご利用のブラウザは○○です)というような形で加えてもらったほうが、やわらかい感じがあるのではないでしょうか。
各カテゴリへのリンクはINDEXと同様のデザインのため安心感があり、同じくわかりやすいです。しかし、入ってみないと具体的な中身がわかりづらい感じがあります。「ファンタジー・SFなど」というような添え書きだけでは少し弱いです。文字が増えるためデザイン上難しいでしょうが、可能ならば発表している小説(の一部)のタイトルと簡単な紹介、あるいは各カテゴリ内の進捗状況などを、このページに書いておくと先に進もうという気が起きやすいのでないでしょうか。
小説目次は、メニューフレームを設置し、じゅうぶんな空白を取ってレイアウトされており、見やすいつくりです。ただ、ブラウザを全画面に広げた場合、かなり横幅の広いテーブルに小さめの文字が入っているので、説明がやや読みづらいように思います。文字サイズをこのままで行くなら、テーブル幅はもう少し小さく取ったほうがいいかもしれません。
(4)小説本文ページについて
行間がかなり広く取ってあること、目に優しい赤みの茶色の文字を使用していること、は読みやすさ向上の大きなポイントになっています。しかし、気になったのは文字サイズをスタイルシートで14pxに指定していることです。私の環境では小さめだなと思っても読みづらいサイズではないのですが、閲覧者が文字サイズを変更することが実質不可能なため、高解像度で見ている人はストレスを感じる場合もあるかもしれません。
本文の文字サイズは行間に並んでもっとも閲覧者の印象を左右する部分ですので、できれば無指定とすることをおすすめします。
また、左右に空白が取ってありますが、やや狭いかな、という気がします。これまた全画面に広げた場合、文字が小さめ(IEでのフォント「中」を基準にして)であることもあって、1行文字数がかなり多くなってしまい、少々目が疲れてしまいます。私の環境が17インチという比較的大きめディスプレイ&高解像度(すでにデスクトップでは標準値と思いますが)ということもあるでしょうが、ご参考になさってください。
以上が、【私立杜守図書館】さんへの、文月からのアドバイスです。今後のより良いサイト運営への参考にしてくださると幸いです。
最終更新日:2003.02.01
管理人:文月夕(You Fuzuki)
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